院長ブログ
2022.01.27
坐骨神経痛
40〜50代 女性 腰から脚にかけての痛み
40〜50代女性の方で、慢性的に腰から脚にかけて痛むというお悩みをお持ちの方で、
こんな間違いをされている方はいませんか?
そんな方達がよくある間違いは
- 『お尻のストレッチをする』
- 『お尻を強く揉む』
- 『整体や整形外科で坐骨神経痛と言われた』
- 『雑誌やテレビで自分が坐骨神経痛だと思っている』
です。これは本当に皆さんよくやってしまう間違いなんです。
理由は
- お尻の筋肉が硬くなってしまい坐骨神経が圧迫されているだけで起きているのではない
- お尻の筋肉を揉んだからといって筋肉が柔らかくなるわけではない
- そもそも坐骨神経痛というのは、病名ではなく腰からあしに現れる症状の総称である。
ということです。具体的に解説していきます。
坐骨神経は、坐骨を通りおしりの筋肉である『梨状筋』という筋肉の部分から足へ向かう末梢神経の一つのことです。
そもそも、お尻の筋肉が硬くなってしまって神経の出口が圧迫されているから痛みが生じているのでしょうか?
いいえ、そうとも言い切れません。
神経が圧迫されたせいで何が起きているかが重要です。
腰椎のほうで圧迫されたとしても同じ現象が起きるのです。
それは、神経が引っ張られるということです。
次に、お尻の筋肉を揉んだからといって筋肉が柔らかくなるわけではないというのはどういうことかです。
確かに、うまく揉めば一時的に筋肉は柔らかくできるかもしれません。
ですが、どうしてその筋肉が硬くなってしまっているか?の解決になっていないということです。
最後に、坐骨神経痛というのは、症状の総称ということです。
どうして、腰からあしにかけて痛むのかはそれぞれ原因がことなるからです。
なので、ストレッチをする筋肉自体が間違っている可能性があるということです。
以上の事から、先ほどの間違いをやるべきではないと言えます。
当院へお越しになられる40〜50代女性のお悩みで割と多いのが『慢性的な腰の痛み』です。
その中でもお尻から脚にかけて痛んだり痺れるという方はとても多いです。
この症状で当院にお見えになった方にお話を聞くと、ほとんどの方が、早く改善するようにお尻のストレッチをしていると答えます。
ですが、お尻のストレッチをやらない方が良い方もいます。
たしかに、ストレッチを続けることで症状が軽減して痛みや重だるさを感じなくなったという方は多くいます。
ですが、それは、あくまで症状を感じないというだけで、結局のところ症状を感じさせていた原因は解消されていないということです。
その原因を知り、解決することがとても大切になってきます。
原因は人それぞれです。
それぞれにあった施術や習慣が大切になってきます。
日常生活の積み重ねが結果として痛みや不調として出てきます。
このブログを読んで頂いた方で、痛みや不調が長引いていて本気で改善したいという方は全力でサポートさせていただきます。
予約の枠に限りがありますのでお早めにご連絡ください。
0547-37-7317
桜井接骨院
ちなみに、筋肉が硬くなったことによって
神経が『圧迫されて』痛むのではなく、神経が『引っ張られて』痛むのです。
お尻のストレッチをすると痛い
お尻のストレッチをした後に痛みが増す
足首やふくらはぎが硬い
ちょっと動かすだけでも痛い
長座すると痛くてしていられない
これらのどれかひとつでも当てはまるようでしたらやらない方が良いです。。
これまで坐骨神経の痛みや、腰から脚にかけて痛むという症状をお持ちの方で、お尻のストレッチをやっていたけど改善しなかったのはこういう理由があったからなんですね。
一般的な対処方法としては、
- なるべく重いものをもたない
- 長時間同じ姿勢をとらない
- 激しい運動はさける
- 肥満であれば減量する
- 安静にしている
- 腰周辺の筋力をつける
といったことがあげられます。
患部を温めると筋肉が緩み血流も良くなって痛みが和らぐこともあります。
一時的には有効であることが多いのですが、一時しのぎのごまかしに過ぎません。
体を支えていてくれて、なおかつ動かしてくれている筋肉は、皆さんが思っているよりもはるかに早く弱くなってしまいます。
お早めに、原因の解決をされることをお勧めいたします。
0547-37-7317
桜井接骨院