院長ブログ
2022.06.22
日常
暑い夏に備えましょう。
かなり前ですが、昼休みにニュース番組を見ていたら、
中学校の体育大会の練習中に多くの生徒が【熱中症】の疑いで救急車で搬送されるという放送がされていました。
かなりの人数でしたので驚きました。
暑くなってくるとニュースに取り上げられることが多々ありますね。
私が小さい頃は、暑い季節になると【日射病】【熱射病】という言葉をよく聞きました。
強い直射日光に当たっていることで 発生する【日射病】
暑かったり湿度の高い様なところに長時間いたり、そう言ったところで作業をしたりした時に起こる【熱射病】
と、言われています。
私は、【熱中症】という言葉は最近になって生まれたのかと思っていましたが
調べていたら
国立感染研究所のホームページの記事に掲載されていたのですが、【熱中症】という言葉は実際は古くから使われていたそうです。
以前は、【日射病】【熱射病】の方が一般的には知られていましたが、最近は、これらを含め、熱によって引き起こされる様々な病気、不具合を総称して【熱中症】と呼ぶそうです。
熱中症は、重症なものから、軽度な脱水症状までを含んでいます。
体の60%を水分が占めると言われています。
その水分の中には、【電解質】が多く含まれています。
【電解質】とは、いわゆる【イオン】です。
血液や体液の中に
・ナトリウム
・カリウム
・塩素
・カルシウム
・マグネシウム
などのことで、5大栄養素のミネラルに属します。
電解質は神経の伝達や筋肉の運動に深くかかわり、腎臓はこれら電解質の量を一定に保つ働きも担っています。
腎臓の機能が悪くなり、電解質のバランスが崩れると、むくみが出てきたり、高血圧や心不全などをもたらします。
最悪の場合、生命の危機にかかわることもあります。
水分は血液をはじめ、身体の消化や代謝の全てに関りがあります。
これが不足してしまうと貧血症状や頭痛、浮腫み、肌荒れなど様々な症状が出たり、内臓にも負担をかけてしまいます。
理想的な水分摂取量は2.3〜2.5Lと言われています。
ライフスタイルに応じて喉が渇く前に一口含むようにしましょう。
これからの暑い季節は水分が失われていることに気がつかないこともあります。
つい忙しいからと言って水分補給を忘れがちになってしまいます。
気をつけてこまめに摂るようにしてください。
水分だけでなく電解質も重要です。
何事もバランスが大切です。
体の不調というものは、気がつかないうちに起き始めています。
どうか気をつけてお過ごしください。