院長ブログ
2018.07.03
MCC
MCC始めました 血管トレーニング 血管ストレッチ
MCCとは
MULTI CUFF CARE (マルチカフケア)
の略称で以下の二つの機能を持つ装置です。
①RIP
腕や脚の血流を一時的に止めることで、その後の血行を改善させます。
②MCトレーニング
筋肉を直接圧迫して筋肉内の血流を制限することで、筋肉を効率良く、特に速筋を鍛えます。
今回は、RIPについて少しだけ説明をします。
RIPとは、局所的虚血コンディショニング・遠隔的虚血コンディショニング と言われていています。
虚血とは、血流を一時的に制限することにより酸素が充分に供給されない状態のことです。
局所的虚血プレコンディショニング とは、
ある血管の血流を一時的に止めて解放することで、血流を止めた箇所の血管の血流が改善されることを言います。
遠隔的虚血プレコンディショニングとは、
ある血管の血流を一時的に止めて解放することで、その血管だけでなく、身体全体の血管の血流が改善することを言います。
ようするに、
このMCCという装置のRIPというモードには、
血液の流れを改善させる効果があり
血管を鍛える効果もあるということです。
血液の流れが悪くなると…
血液には全身に酸素や栄養を運搬したり、二酸化炭素や老廃物を運び出したりもします。
そのため、体内の血流が悪いまま放置していますと
- 中性脂肪の増加
- 悪玉コレステロールの増加
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
などといった症状を引き起こす可能性があります。
心筋梗塞や脳梗塞は血管内の血液に塊ができ、血流がストップしてしまう「血栓症」が引き起こします。
この血栓症を誘発するのがドロドロの血液です。
現在日本人の死因
1位 がん 28.5%
2位 心筋梗塞などの心疾患 15.1%
3位 肺炎 9.1%
4位 脳梗塞など脳血管疾患 8.4%
2位と4位が血栓によるものです。
日本人の四人に一人程度は血管が血栓でつまることによって死亡していることになります。
血流を良くすることは、脳に必要な酸素や栄養素をしっかりと届けることとなり、脳の活性化にも繋がります。
血流を良くすることは非常に大切なことなのです。
MCCを使って効率よく血管を鍛えましょう。