院長ブログ
2026.11.04
朝起きたときに腰や肩が痛い…その原因は寝ている間だけとは限りません
「朝起きたときが一番腰が痛い」
「寝たはずなのに、肩や首がガチガチになっている」
そんな経験はありませんか?
朝の痛みがあると、「枕が合っていないのかな?」「マットレスを変えたほうがいいのかな?」と、まず寝具を疑う方も多いと思います。
もちろん寝具や寝姿勢が身体に影響することはあります。
ただ、ここで一度考えてみてほしいのが、
「本当に、原因は寝ている間だけなのでしょうか?」
ということです。
例えば、日中に長時間座って仕事をしていたり、同じ姿勢を続けていたり、身体の動きが偏った生活をしていたとします。
その状態で一日を過ごした結果、身体が偏った状態になっていれば、夜になって横になったからといって、すぐに身体の状態がリセットされるとは限りません。
さらに、寝返りが少なくなれば、睡眠中も同じ姿勢が続きやすくなります。
すると、
「朝起きたら痛い」
↓
「寝ている間に痛くなったのでは?」
と感じるかもしれません。
しかし、実際にはその前の時間に積み重なった身体の使い方が関係している可能性もあります。
だからこそ、身体の不調を見るときには、
「痛い場所」だけを見るのではなく、「そこに負担が集まるまでに何があったのか」
を考えることが大切です。
例えば腰が痛い場合でも、
・長時間座っている
・立っている時間が長い
・歩く量が少ない
・同じ姿勢を繰り返している
・身体の一部ばかりを使っている
・疲労が蓄積している
など、日常生活の中にはさまざまな要素があります。
そして、その状態が続いた結果として、朝になって痛みや張りを感じていることも考えられます。
もちろん、すべての朝の痛みが生活習慣によるものとは限りません。
強い痛みが続く場合や、しびれ・力が入りにくいなどの症状を伴う場合には、自己判断せず医療機関への相談も必要です。
大切なのは、
「朝痛いから、寝具を変えよう」
とすぐに結論を出すのではなく、
「なぜ朝に痛みを感じる状態になったのか?」
と、一つ手前、さらにその手前まで原因を考えてみること。
身体は、寝ている時間だけで作られているわけではありません。
朝の不調が気になる方は、まず一日の中で自分の身体がどのように使われているのかを振り返ってみてください。
痛みの場所だけではなく、
そこに負担が集まるまでの過程
を見る。
それが、身体を見直す最初の一歩になるかもしれません。










