肩こり・腰痛…痛むのは何故?|島田市本通の桜井接骨院・整体院

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院長ブログ

2022.01.18

体の痛みと自律神経

痛みとは?

今日は、痛みを感じるということに関して書いていこうと思います。

 

ほとんどの方が、『痛む』ということに対して嫌なイメージをお持ちだと思います。

 

私も、痛みを抱えているのは本当に嫌です。

 

、肩の痛み、足首を捻った痛み、スポーツ中にだんだんくなってきたなど様々な痛みがあります。

痛みというのは、頭の中で感じる一つの感覚です。

そして痛みという感覚は、本当に不快で嫌なものですよね。

 

「痛み」というのは、頭や身体からの警告でもあります。

 

例えば、人間関係や仕事の悩みからくる 精神的なストレスによっても起きる、胃の痛みや頭の痛みなどは、『心』からの危険信号です。

そのような危険信号が発せられたまま無理をしていると 心が疲れ切って耐えられなくなり、『うつ』になってしまったりもします。

 

他にも、スポーツや生活の中で怪我をしてしまったとき痛みは『体』からの危険信号です。

ケガをしたときにどう対応するかによってその後の状態に作用します。

慢性的な状態もこの時の対応が関係することもあります。

痛みというのは、色々なシーンで起こるため、心や体の危険信号に早く気が付くことが重要になってきます。

原因不明の痛みを感じている場合が多いので、「少し我慢して様子をみよう」と言って放置しておかないで、早くに対応することが大切です。

 

ほとんどの痛みは、何かしらの組織が傷ついたりしてめてしまっておきます。

 

例えば、急激に重い荷物を持ち上げて腰をめたとします。

腰のめてしまった部分の刺激は、痛みのセンサーのようなものに作用します。

そのセンサーは体中にあって痛みの刺激を受けて、痛みの情報を電気信号へと変換します。

そして変換された後は、神経の中を通って脳まで伝わります。そこで痛みとして認識されます。

脳に痛みの刺激が伝わると、脳は不快を感じます。

すると自律神経のバランスが崩れます。

 

自律神経というのは、自分の意志とは関係無く、自律して働いている神経で、交感神経と副交感神経の二つに分類されます。

 

この2つは“アクセル”と“ブレーキ”の関係にあり、状況に応じてどちらかが優位になり、からだのあらゆるはたらきをコントロールしています。

簡単に言うと

「交感神経」は体を活動のモードにします。

「副交感神経」体を回復・休養のモードにします。

 

「交感神経」は体の活動性を上げる アクセル と表現されることがあります。

大昔、人間は、狩りや戦い、危険の回避など、命に直結することが日常的に起きていました、そのようなときに交感神経が瞬間的に活性化されました。

現在では、仕事に集中しようとするとき、スポーツなどを真剣に取り組むとき、トラブル回避の際などには、交感神経が優位に働いて、血液の循環や代謝を上げて活動性を高めます。

 

「副交感神経」は体の活動性を下げてリラックス・回復モードにさせる ブレーキ と表現されます。

人間は常に活動的になっているというわけにはいきません。リラックスする時間や、回復する時間が必要です。

副交感神経は、からだの各部分の活動性を低下させ、活動期に備えて回復、修復させるために働きます。

食事中、食後、 心身ともにリラックスしているときや、寝ているときには 副交感神経 が優位に働いて、回復を優先するモードになっています。

 

自律神経が乱れるということは、これらの働きが乱れるということです。

怪我や、どこかがむということは自律神経の働きによって回復していかなくてはいけないのに自律神経の働きが崩れてしまっていたらスムーズに回復できません。

常日頃から、自律神経を整えるような生活習慣を身に着けて、スムーズに回復できる状態になれるよう心がけることが大切ですね。

 

ちなみに、自律神経が乱れると

交感神経が過度に活性化されたときによく起きるのが、

・息苦しくなる

・心臓がドキドキする

・呼吸が速くなる

・疲れやすくなる

・汗が出やすい

・筋肉が硬くなり、痛みや張りを感じる

などです。

全身の組織や器官を支配しているため、症状が体のどこに出てもおかしくないのです。

 

動き過ぎも動かなすぎも良くありません。

1日中動かない状態を続けていると、交感神経の活動は低下します。

いざ動こうとしても 交感神経=アクセルが作動せず、副交感神経=ブレーキがかかった状態だと体が重だるくなったりします。

他にも、血液の循環や代謝や免疫など、体のいろいろな所の働きも低下します。

 

自身の体に鞭を打ち過ぎて 頑張り過ぎてしまい活動し過ぎの状態が続いても、心身のストレスは増してきます。

真面目な頑張り屋さんタイプの人ほど、交感神経優位の状態になり過ぎていることに気づかないこともあります。

ブレーキが利かない、完全に暴走状態になってしまっているわけですね。

 

いろいろと、健康的な生活習慣を身に着けていくことが大切なのです。

適度な運動は、程よく交感神経を活性化させつつ、副交感神経のもつ回復モードを呼び覚まします。

他にも、暴飲暴食せずにしっかりと食事をとることや、しっかりと寝る、しっかりとお風呂で温まることが大切です。

 

自律神経をしっかりと整えて、怪我や不調をしっかりと回復できるように心がけていきましょう。

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